WordPressは神ツール。
デザインテンプレートを設定するだけで、簡単に一流のブログサイトを運営できてしまいます。
そして、数あるテンプレートの中でも、名実共に世界トップクラスと断言できるのが「Genesis Frameworkシリーズ」。
今回はそんな海外で大人気のGenesis Frameworkについて解説します。
まずはその前に、SEO対策とは何か、という前提条件から見ていきましょう。
SEOに強いとはどういうことか?
WordPressテンプレートを選ぶ際には、使いやすさやデザインも重要ですが、ビジネスとしてブログを運営するのであればSEOにどれだけ強いかが重要になってきます。
年々Googleのサーチエンジンテクノロジーが進化し続けている中で、ブログ運営はコンテンツマーケティングに向かっていますので、外部からの被リンクによるブラックハットSEOのリスクは高まり続けています。
このような流れにおいて、長期的に運営するブログであればもはや小手先のSEOテクニックは不要で、内部対策さえ行っていれば良いわけです。
そして、記事そのものに注力するということですね。
SEOの具体的な内部対策の本質
内部リンクを充実させる、見出しタグを適切に使う、人にもロボットにも分かりやすいサイト構造を設計するといった最低限の作りこみは必要です。
しかし、これらはブログ運営に少し慣れた方なら自然と行っているので、差別化の要素にはなりにくい項目です。
実際のところ検索エンジン最適化とはGoogleにサイト情報を適切に伝えることに尽きるので、サイトも構造化データが全てと言っても良いぐらいです。
そして、サイトの構造化データを決めるのはWordPressを導入した時点である程度の水準を満たし、その先の精度を左右するのはテンプレートなのです。
つまり、内部対策の大半はWordPressを導入し、テンプレートを設置した時点で完了していると言っても良いぐらい、ブログ運営において他に手間を掛けることはありません。
マット・カッツに認められたStudioPress社の「Genesis Framework」
SEOと言えば、世界的に有名なGoogleのマット・カッツ。
今はもうGoogle社を退職してしまいましたが、正解が無いSEOの情報において、このマット・カッツの言動ほど信ぴょう性の高いものはありません。
そんなマット・カッツが自身のブログに導入しているのがWordPressであり、StudioPress社のGenesis Frameworkなのですから、もうこの時点で世界一SEOに強いWordPressテンプレートはどれか? という問いに対する答えは出たようなもの。
では、Genesis Frameworkがなぜ優れているのか、そもそもGenesis Frameworkとは何なのか? ということについて解説していきます。
最高峰のSEO機能を持つ親テーマ×デザインの拡張性に優れた子テーマ
StudioPress社が販売するGenesisシリーズは、(厳密には違いますが)親テーマと子テーマがセットになったWordPressテンプレートです。
一般的なWordPressテンプレートは、それぞれの開発者が機能もデザインも全てをまとめて制作します。
一方で、Genesisシリーズは、ベースとなる機能をGenesis Frameworkによって強固にした上で、StudioPress社やサードパーティ(第三者となる開発会社)によって豊富なデザインや拡張機能を提供してくれるという違いがあります。
- 親テーマとなるGenesis Framework・・・SEO最適化
- 子テーマとなる各種Genesisテンプレート・・・デザイン、機能拡張
WordPressでブログを運営する上で重要なSEOと、自在にカスタマイズ出来る拡張性の両立が出来ている極めて稀なテンプレートだということです。
マーケティングの世界では常に遅れを取っている日本ですから、WordPressテンプレートの技術も海外の方が進んでいるのは当然なのかもしれません。
世界トップクラスの開発チームが僕のサイトSEOをアップデート
Genesis Frameworkは常に最新のSEO理論を採りれてバージョンアップされ、設定しておくだけで自動的にアップデートしてくれます。
5年も10年も情報が遅れていると言われる日本で、制作会社が作るSEO対策済みテンプレートとは圧倒的にレベルが違うことは言うまでもありませんね。
Genesisテンプレートを導入するということは、常にサイトのデータ構造をメンテナンスし、内部SEOをアップデートしてくれる世界トップクラスの開発チームを雇っているようなもの。
これがコンテンツマーケティング時代において大きな武器となるのです。
Genesisテンプレートは本当に優れているのか?
Genesis Frameworkのテクノロジーを調べていると、とても複雑な構造化データの知識が無いと理解出来ないのですが(もちろん僕も理解出来ません)、開発者でもなければこのような専門知識は不要です。
そこで分かりやすい比較として、近年特にGoogleが重要視しているサイト表示速度について、当ブログのパフォーマンスを比較してみました。
某国内産人気有料テンプレート使用時
Googleが提供している「PageSpeed Insights」で、Genesisテンプレートに切り替える前の、ブロガーに人気の国内産有料テンプレートを使用していた時点の結果がこちらです。
モバイルが49/100、パソコンが60/100という散々な結果・・・。
Genesisテンプレートに切り替えた結果
次に、Genesisテンプレートに切り替えた結果がこちらです。
モバイルが72/100、パソコンが88/100と劇的に改善!
・・・というのはちょっと嘘です、スミマセン。
Genesisテンプレートに変えるタイミングで、ブラグインを入れ替えたり、JavaScriptを排除したり、全く同じ条件での比較という訳ではありませんでした。
Genesisには専用の便利なプラグインがあるので必然的に入れ替えることになるんですよ。
デザイン重視の国内産テンプレートの場合、サイト表示速度が遅くなる原因のJavaScriptやCSSを使ったものが多く、JavaScriptを排除するとデザインが大きく崩れてしまいます。
でも、今回Genesisテンプレートに切り替えたことでサイトを軽量化するプラグインを導入したり、デザイン性重視のブログ構成を止めて、サイトの内的SEOを優先する方針を採りました。
ちなみに、ユーザーエクスペリエンスは100点満点でした。
Genesisテンプレートの欠点
唯一Genesisテンプレートの欠点を挙げるとすれば、日本人向けに開発されたものではないので全て英語だという点でしょうか。
とは言え、WordPressを運営する際に目にする言葉は意外と英語でも分かるものです。
image(画像)、background(背景)、Layout(レイアウト)、Sidebar(サイドバー)、Color(色)などなど。
大事なポイントは、細かいデザイン部分はあまり気にしないで、ブログで最も重要な記事に集中する方針へシフトするということです。
Genesisテンプレート自体が海外製で、日本であまり情報も出ていないので、細かいところまで拘りようがないのも理由ですが、僕の場合は設定とプラグイン導入の他に、CSSやPHPを調べて多少いじった程度(ほぼコピペ)で完了しました。
僕は今回のサイトメンテナンスに半日程の時間を掛けましたが、たったこれだけのことでサイト表示速度が劇的に改善し、世界最高レベルの内的SEOも実現出来るのであれば、その価値はとても大きいと言えますね。
もしあなたにWordPressの運営経験があって、極度な英語アレルギーさえ無ければ取り組む価値はあるのではないでしょうか。
世界最高峰SEOテンプレートのGenesisを入手する方法
GenesisテンプレートはStudioPress社の販売サイトから購入することが出来ます。
Genesis Frameworkのシンプルな標準テンプレートで約$60、デザインに優れた子テーマとのセットでも$100程度の価格で手に入るので($1,000以上する全てのProテーマが使い放題になるプランもあります)、日本国内のテンプレートと比べても、価格と機能はもちろん、最強のSEO効果によって得られる今後のビジネス収益を考えると費用対効果は抜群です。
SEO対策は、WordPressを導入し、Genesisテンプレートを設置した時点で完了するのです。
導入後のテーマ変更も手軽
WordPressのテンプレートを変更する場合、通常であれば独自の機能やショートコードなど、テンプレート固有のルールが多くて初期設定に手間がかかってしまいます。
特に記事単体ページに影響が出る場合のメンテナンスは、過去記事全てを修正する必要があるので大変ですよね。
でも、Genesis Frameworkというベースとなる機能が共通するGenesisテンプレートなら、この辺りも心配する必要がありません。
そして、親テーマが共通利用出来ることもあって、既存ユーザーが新しいGenesisテンプレートを購入する際はとても安く手に入れることが出来る点も有り難いです。
元々安い上に、会員割引によって、最新のテンプレートに乗り換える際にも、StudioPress社のサイト内で販売されているテーマなら30ドル程度で手に入れることが出来てしまいます。
WordPressのテンプレートは何度も変えたくなってしまうもの。
その際に、ベースとなるGenesis Frameworkの機能を踏襲しつつ、格安で最新のデザインに乗り換えられる点は嬉しいポイントですね。