副業や起業を目指して情報収集していくと、多くの”稼げる副業”があることに気が付きます。
そして、選択肢が多すぎて何から取り組めば良いか迷ってしまうもの。
そんな悩みを解消すべく、様々なビジネスモデルの解説をお届けしていく「稼げる在宅ネット副業完全解説シリーズ」の第一弾は「転売ビジネス」を取り上げたいと思います。
副業初心者向きの代表格、転売ビジネス
数あるビジネスの中でも、転売ビジネスは初心者向きのビジネスとして推奨されています。
転売ビジネスは商品を仕入れて販売するというシンプルなビジネスモデルなので、副業として実践する為に必要なスキルはほとんど無く、参入障壁が極めて低いことが大きな特徴です。
やり方によっては全て在宅で取り組めるネット副業ですから、場所や時間に制約がある方でも問題なく実践できる点も良いですね。
悪いイメージが先行する転売ビジネスの現状
誰でも手軽に取り組める転売ビジネスが広まったことで、世間的には「転売ヤー」という言葉が生まれたぐらい、転売ビジネスに取り組む方に対して悪いイメージが先行しています。
社会的にも問題になったチケット転売や限定販売商品の買い占め等、確かに悪いイメージを与えてしまう側面があるのも事実。でも、これは転売ビジネスの一部だけを見ているに過ぎません。
転売ビジネスの本質
転売ビジネスは、商品を安く仕入れて、高く売るというビジネスの最もシンプルな原理でお金を稼ぐビジネスモデルです。
差益、つまりアービトラージでお金を稼ぐということですね。
商品購入希望者がどこで販売しているか分からない商品や、英語アレルギーで海外から購入出来ない方にとって、代わりに商品を仕入れてもらえることには価値があるのです。
商品を仕入れて供給し、差益で稼ぐ構造自体は、商社や卸に小売など幅広い業界で行われている真っ当なビジネスと言えるでしょう。
資本主義が続く限り廃れない転売ビジネス
製造した商品を販売したい企業と商品を購入したい消費者がいる限り、これら2者を繋げる仲介役の需要が無くなることはありません。
より安く購入したい消費者ニーズは普遍ですし、より安心できる企業から購入したい、より早く入手できる場所で購入したいなど、幅広いニーズを製造業者が全て満たせる訳がないからです。
流通経路が変わり、販売手法が変わり、付加価値のポイントが変わることはあっても、転売ビジネスそのものが廃れることは無いでしょう。
仕入先と販売先による転売ビジネスの分類
転売ビジネスの定義を「商品を安く仕入れて、高く売り、差益でお金を稼ぐビジネス」とした場合、転売ビジネスを流通面から3つに分類することが出来ます。
同じ商品を購入する際にも購入先は多数あり、実店舗やメーカー直販、モールや中古ショップなど多くの選択肢がありますよね。それらの中からより安く仕入れ、より高く売れる販売チャネルで販売して価格差を出すというのは、仕入れと販売の流通経路による差とも言えるのです。
国内転売
日本国内で仕入れ、日本国内で販売する転売ビジネスは国内転売と呼ばれます。
価格比較サイトを見てみるとインターネット上のショップだけでも購入場所によって商品の価格差があることは分かりますが、実店舗はオークション、フリマなども含めると仕入先は多数存在します。
一方で、商品購入者は使い慣れたショップで購入したいと考える傾向がありますし、実店舗ともなると物理的に購入できない(そもそも販売情報を知らない)ケースなど、購入先の選択肢は少ないもの。
両者の間に生じるこの差が、価格差となるのです。
輸入転売
日本人には英語を始めとする外国語に抵抗がある方は少なくありません。
翻訳ツールを使えば実際にはなんとでもなるのですが、苦手意識が強いと海外から商品を買うことは怖いと考えるのです。
そこで、日本国内より安い価格で海外から仕入れられる商品を見つけることで、価格差を生むことが出来ますね。
輸出転売
日本人が外国語に抵抗があるように、海外の方も日本語で商品を売買することが難しいと考えるのも自然なこと。
そこで、日本の商品を海外で販売することも当然成立するんですね。
主要ビジネスモデル
転売ビジネスの情報収集を行うと様々な転売モデルを目にしますね。
それらの多くは仕入先や販売先がビジネスモデルになっている傾向があります。
ここでは主要なビジネスモデルをいくつかご紹介します。
ヤフオク転売
どこで仕入れるかは関係無く、ヤフオクで販売する転売ビジネスをヤフオク転売と呼びます。
今でこそ手軽に個人が商品を販売するプラットフォームが多数ありますが、一昔前のプラットフォームと言えば断然ヤフオクが主流でした。
Amazon転売
Amazonを使った転売ビジネスをAmazon転売と呼びます。
Amazonは同じ仕組みのショッピングモールを世界中で展開しているので、海外のAmazonから商品を購入することは難しくなく、海外のAmazonから仕入れて日本のAmazonで販売する転売ビジネスをAmazon輸入と呼びます。
また、Amazonへの出品は既に用意された商品ページから選べば良いのでとても簡単です。
そこで海外のAmazonで商品を販売することも難しくない為、Amazon輸出転売も人気の転売ビジネスとなっています。
eBay転売
eBayはヤフオクの海外版とも言える、世界最大級のオークションサイトです。
eBayから商品を仕入れるeBay輸入転売ビジネスや、eBayで販売するeBay輸出転売ビジネスがあります。
中国転売
アリババやタオバオなどの中国市場を利用した転売ビジネスも人気ですね。
安く仕入れられる商品が多い反面、偽物も多く、仕入れの際には商品の見極めが重要になります。
かつて人件費が安く、世界中のメーカーがコスト削減の為に中国へ進出したように、何より安さが魅力なので、今後も東南アジアの新興国などへ場所を変えて転売ビジネスが行われるでしょう。
フリマアプリ転売
スマホユーザーの増加によって、インターネット転売の場もスマホユーザーをターゲットとしたフリマアプリが多くのユーザーを獲得しました。
かつてオークション市場を席捲していたヤフオクがあぐらをかいている間にメルカリが一気に市場のシェアを伸ばしましたね。
若い世代を中心にパソコンを持たない層も増えている中で、個人売買としてスマホアプリを使いたい方はとても多いのです。
せどり
実店舗で掘り出し物を見つけて転売するビジネスモデルをせどりと呼びます。
ブックオフせどりが有名ですが、もしあなたに商品知識が豊富なジャンルがあれば本やCDに限らず、今後も有効なビジネスモデルでしょう。
ネットショップ転売
ネットショップも手軽に運営できる時代になりましたので、集客力さえあれば他社プラットフォームに頼らずに商品を販売することもできます。
ただ、オンラインビジネスにおいて集客はもっとも苦労する部分でもあるので、他社プラットフォームに手数料を払う代わりに圧倒的な集客力を借りるのも大事なこと。
手数料が高いという意見もありますが、集客コストとしては決して安くないでしょう。
プラットフォームから集客し、リピーターをネットショップへ誘導する方法は有効な戦術です。
転売ビジネスで稼ぐ方法
それでは次に転売ビジネスで稼ぐ為のTIPSを見ていきましょう。
安く仕入れる
ライバルよりも安く仕入れることが出来れば、同じ販売プラットフォームを使う際により安い価格設定で利益を確保することが出来ます。
どの販売プラットフォームも価格を簡単に比較出来るので、同じ商品を同じ条件で販売するなら、より安く出品することが売上に直結しますね。
仕入れコストを下げることは転売ビジネスで最も重要なポイントと言えます。
仕入れる商品を徹底的にリサーチする
商品の仕入れ価格は変動するので、リサーチによって価格相場を知っておく必要があります。
価格相場を抑えておくことで、仕入れ価格が安いか高いかを判断することが出来るようになり、経験を積むことで赤字になるような仕入れミスを減らすことに繋がります。
仕入先を増やす
eBayだけから仕入れるより、Amazonからも仕入れる方がより安く仕入れられる確率が高くなりますね。
より多くの仕入先を確保することは安く仕入れることに繋がります。
大量仕入れで単価を下げる
利益が出て、定期的に売れる需要がある商品を見つけたら、業者へ直接価格交渉を行うことも検討してみましょう。
その際に値下げ条件として必須になるのがまとまったロットでの仕入れです。これは資金が多いほど有利になることは言うまでもありません。
プレミア化する商品を先に仕入れる
チケット転売が問題になった背景にはこのプレミア化がありますね。
チケット自体が入手困難であったり、数量限定に対して大きな需要があることで、定価以上のお金を払ってでもチケットを手に入れたい方がいるとそこにプレミア価格が発生します。(※転売目的でのチケット購入は禁止されています)
発売前から話題の商品や数量限定の福袋など、需要と供給のバランスが崩れることが目に見えている商品をいち早く仕入れ、市場価格が高騰した時に転売する方法は有効です。
商品マニアになる
一般的にはどこに何の価値があるのか分からない商品が、一部のマニアの間だけで高額取引されるケースは珍しくありません。
汎用的な商品は誰もが同じ様にリサーチして価格相場を把握できますが、マニア受けするレア商品は機械的に仕入れることは出来ません。
なぜなら、商品知識が豊富でないとレア商品がなぜレアなのかが分からず、本当にその商品に高い価値があるのか判断が出来ないからです。
そこで、マニア受けする商品の知識を身に付けて、目利き力を養うことで安く売られている商品を見つけることが出来るようになると、利益が出る商品を相場より安く仕入れられるのです。
高く売る
全く同じ商品でも、販売する場所や売り方、見せ方によって価格は変わります。
販売先を複数確保する
商品を販売する場所によって価格相場が変わるのであれば、選択肢を多くもっていた方が有利になります。
但し、販売する場所によってあなたの労働量も異なるので、必ずしも一番高い場所で販売することがベストでは無い点には注意が必要です。
例えばヤフオクでは購入者と個別にやり取りし、入金確認後に商品発送作業が発生しますが、AmazonのFBAであればほとんど作業はありませんので、仮にヤフオクの方がほんの少しだけ高く売れるとしてもAmazonで売るほうが合理的なケースが考えられますね。
販売者アカウントの信頼性を高める
全く同じ商品で、価格に大きな差が無ければ、購入者はより安心できる販売者から購入しようと考えます。
その際に販売者の評価実績や、商品説明欄の丁寧さなど、購入前に分かる情報を元に信頼性を判断しますので、信頼性を高めることが出来ればライバルより高い価格設定でも売れるということになります。
商品の売り方を工夫する
例えば漫画を購入する際に、1巻から最終巻まで全て読みたいと考えている方にとって、一冊ごとに購入するのはとても面倒ですよね。
そこで全巻セットで販売することで価値を高めることが出来ます。
機械的な転売ではなく、購入者視点で商品の見せ方を工夫することで価値を高めることが出来れば、より高い価格で販売することが出来るのです。
商品価値が高くなるまで寝かせる
商品によっては発売から時間が経過して価格相場が上がるものもあります。
ブロックを組み立てて遊ぶLEGOは新商品発売から数年後に高値で取引されることが多く、LEGO転売という市場が形成されたぐらいです。
無在庫で転売する
転売ビジネスにおける最大のリスクは、在庫を抱えてしまうことでしょう。
商品を仕入れたものの全然売れず、現金化する為に仕方なく安値で売りさばくと赤字になってしまうこともあるでしょう。
これを回避する為に無在庫で転売するという手法があります。
通常の転売では、商品を仕入れてから販売する訳ですが、無在庫転売の場合は「商品が売れてから仕入れる」という流れになります。
例えば確保している仕入先から5日で納品できる場合、商品販売時に納期1週間として条件を提示しておくわけです。
そして商品が売れたら、仕入先へ連絡して購入者へ直送する。
そうすることで在庫を抱えることなく転売ビジネスを実践することが出来るのです。
販売プラットフォームを攻略する
ヤフオク、Amazon、メルカリ・・・と様々な販売プラットフォームがありますが、どの販売プラットフォームも独自の仕様で運用されているので、それぞれの場所に応じた売り方があります。
販売プラットフォームの特性を把握する為に、トップセラーの方達がどのような工夫をして販売しているかをベンチマークして売り手視点で研究すると同時に、実際に購入者として販売プラットフォームを利用することで購入者視点での気付きも得るようにしましょう。
ヤフオクでは高く売りやすいオークション終了日時を設定する必要がありますが、オークション形式ではないAmazonでは全く関係がありません。メルカリでは商品説明欄の書き方や掲載する写真が大事ですが、Amazonではライバルと共通の商品ページで販売するので全く関係ありません。
キャッシュフローを改善する
転売ビジネスは仕入れて販売し、利益で資金を膨らましていくビジネスなので、元手の資金の多さと回転数の速さが重要になるビジネスモデルです。
ネット副業として取り敢えず転売ビジネスが簡単そうだからやってみようと気軽に始めるのは決して悪いことではありませんが、転売ビジネスを始める際に意外と見落としなのが資金繰り、つまりキャッシュフローです。
例えば転売で月30万円稼ぎたいと考えて転売ビジネスを始める場合、仮に利益率が20%であれば売上が150万円必要になりますね。
では、150万円分の仕入れが出来るだけの資金を用意できるでしょうか?現金で用意できるなら全く問題ありません。
もし、必要な資金がない場合はクレジットカード枠を活用して、仕入れから支払いまでのタイムラグを活用しましょう。
例えば末締め、翌月末払いのクレジットカード利用枠を50万円分持っているなら、月初に仕入れた商品の支払いまでに最大60日間ありますね。
月初に仕入れた商品が手元へ届き、販売して入金されるまでの期間が60日より短いスパンであれば、仮に現金がゼロでも50万円分の商品を転売出来ることになります。
更にカード会社へ連絡して支払いを早め、クレジット枠を戻すことも可能ですし、入金された50万円と利益の2割にあたる10万円の計60万円を現金で更に仕入れに当てることも可能ですね。
仕入れから販売、入金までが30日以内であれば一回目の50万円と二回目の60万円で、計110万円分を仕入れて販売することが出来る計算になります。実際にどこまで上手くいくかはさておき、理論上は資金がなくても転売ビジネスは可能なのです。
ヤフオクで1円出品で利益が出る商品であれば、出品すれば確実に売れますので、30日で一回転させることは難しくありません。
もっと短いスパンで回転させることも可能でしょう。
いずれにしても、ネット副業を転売ビジネスから始める場合は、まずご自身の資金とクレジットカード枠がいくらあって、想定利益率と目標とする利益額がいくらか、仕入れから販売して売上金を回収するまでの期間を考慮して計画を立てることが重要となります。
ツールを活用する
ネット副業の中でも転売ビジネスが初心者向きと言われている理由の一つが、高度なスキルが不要だという点で、実践に必要な作業の大半はツールを活用して効率化が図れることも大きな特徴です。
機械的に行える作業は仕組み化出来るもので、例えば転売ビジネスのキモとも言える商品リサーチだけでも様々なツールが存在します。
手作業で行うより何倍も何十倍も早くリサーチ出来るツールならお金をかけてでも導入する価値はあるでしょう。
少しの投資で、あなた自身の貴重な時間を確保するわけです。
過去に販売された際の価格相場や現在仕入先で販売されている価格の比較はツールで簡単に効率化できますし、販売プラットフォームでの出品作業等もツールによって効率化することは可能です。
ネット副業の中でも転売ビジネスはクリエイティブな要素が少ないだけに、いかに機械的な作業を効率化、自動化させるかはとても大事な視点になります。
転売ビジネスは確かに初心者向きだけど
ネット副業から起業を目指すにしても、在宅副業でこっそり稼ぐにしても、今の時代はマイクロビジネスからリスクを抑えて小さくビジネスを立ち上げることがベターです。
そして資格取得やMBA取得のように時間とお金をかけて、ずいぶんと先の未来に収入へ繋げるのではなく、学びながら稼げてしまうという点でオンラインビジネスは最もオススメの副業です。
転売ビジネスは仕入れて販売するという分かりやすい作業で、かつ即金性という点でも初心者にとって良い材料があるといえますね。
でも、本当に転売ビジネスが初心者へおすすめ出来るネット副業なのでしょうか?
転売ビジネスが初心者向きと言われる理由とは?
オンラインビジネスはどれもリアルビジネスと比べてとても敷居が低いものばかり。
その中でも集客スキルやセールススキルが不要で、手順に従ってリサーチし、仕入れと出品を行うだけで稼げてしまう転売ビジネスはネット副業の第一歩としては良いとも言えます。
必要なスキルが少ないということは、誰でもすぐに実践でき、成果も出るということで、初心者におすすめのネット副業として取り上げられるのは自然なのかもしれませんね。
しかし、たいしたスキルがなくてもある程度の成果が出るということは、一定の成果を上げ続けたとしてもご自身のスキルアップに繋がらないことも意味しています。
もしあなたが安定した収入を他に確保していて、隙間時間でほんのちょっとだけ収入を増やしたいだけであれば転売ビジネスという選択肢もありでしょう。
一方で、ネット副業をきっかけに稼ぐ力を身につけて、一生食いっぱぐれないビジネススキルとビジネスモデルを実現したいとお考えの方であれば、スキルアップが見込めない転売ビジネスは決して得策とは言えません。
機械的な作業を繰り返すだけでは当然スキルアップになりませんし、ただの単純労働なのでオンラインビジネス特有の効率的な稼ぎ方には繋がらないでしょう。
もちろん外注化や他社サービスを利用した仕組み化は可能ですが、そこにどんなやりがいがあるのでしょうか?
好きでもないことをやりがいも感じずに一人で続けることは難しく、多くの方はいずれ挫折していくのです。
転売ビジネス参入者が増えすぎた結果・・・
安く仕入れて高く売るだけ、ネット上で仕入れられて販売プラットフォームへ出品登録するだけで売れていくから在宅ネット副業は超簡単、かつては本当にそのような時代もありました。
しかし長い不況や副業ブームの影響、転売ビジネス情報発信者の増加によって、在宅で稼ぎたい方やネット副業に取り組みたい方達がこぞって転売ビジネスに注目し、今では多くの参入者が日に日に増えている状況です。
そして、全員が同じようにリサーチし、仕入れ、出品するようになると、同じ場所で販売する場合は価格が大きなファクターとなりますので、必然的に値下げ合戦が始まりますね。
値下げをしなければ売れなくなると、転売ビジネス実践者が利益を削りながらビジネスを展開することになります。
そうすると、仕入れコストを抑えられる人、つまり大量仕入れによる価格交渉が出来る資本力のある業者だけが生き残るという構図が成立します。
小規模事業者は同じ商品で戦うことが出来なくなり、結果的に旨味の少ない小さな市場を開拓しなければいけません。
大資本を持って参入している業者が見向きもしない小さな市場や利幅が狭い商品をコツコツと転売しなければいけないのです。
ただでさえ少ない資金で回転させる転売実践者にとって、少ない利幅で利益を積み上げるのはとても苦しいもの。
結果的に、ネット副業初心者向けだったはずの転売ビジネスも仕入れ交渉能力や資本力が求められるようになってしまったのです。
ロボティクス革命によって消滅する職業
巷ではAIが発展していくと現在の仕事の約半分がロボットにとって変わられると言われています。
実際、機械的な業務はその名の通りロボットが行えば事足りる話で、AIが活躍するのは何もチェスや将棋の世界だけでないのです。
転売ビジネスにおいても、価格相場や商品需要予測、発注から出品、発送手配まで、ほとんどの業務はロボット化出来る要素が満載ですから、転売ビジネス自体もいつまで在宅ネット副業ワーカーが機械的な作業だけで稼げるかは分かりませんね。
安く仕入れて高く売るという商売自体は普遍ですが、誰でもノウハウに従うだけで転売ビジネスで稼ぎ続けることが出来るかどうかは別の話。
もし今後長く転売ビジネスで稼ぎ続けたいのであれば、特定の市場や商品について徹底的に詳しくなり、機械的な判断では難しい商品選定能力を身につけることが重要だと考えています。プロの鑑定士が調べないと価値が分からない骨董品のように。
でも、これはその市場や商品を本当に好きでないと難しいでしょう。
安く仕入れられる商品を探すとか、高く売れる商品を探すというアプローチではなく、好きなことを突き詰めた結果、知識が深まって商品選定スキルを武器に転売ビジネスで稼げる商品を仕入れられるようになるのがおすすめの実践方法です。
ネット副業の資金準備に不用品販売をしよう
ここまで転売ビジネスについて解説してきましたが、巷で言われているようにネット副業初心者の方にとって転売ビジネスが取り組みやすいことは間違いがない一方で、僕自身は前述した通りスキルアップに繋がりにくい点や資金が少ないと不利になること、低利益率になりがちな点からもあまりオススメはしていません。
個人的にはあまりやり甲斐を感じないということも大きいのですが。
でも、商売の原理原則を体感する上で、商品を販売して売上金を受け取る経験はしておいても良いでしょう。
そこでおすすすめなのが手元にある不用品の販売です。
僕の知人が最近メルカリを使って不用品を販売したところ、あっという間に10万円を超える売上を上げました。
ITリテラシーが全く高くない人なんですが、そんな彼でも簡単にオンラインで集客と販売が出来てしまったんです。
この手軽さがフリマアプリの凄さですね。
もしあなたがこれからビジネスを始めようとお考えでしたら、多少の資金は必要になりますので、まずはフリマアプリの不用品販売で資金を作ってみてはいかがでしょうか?フリマアプリを使えば誰でも手軽に販売できるので是非やってみて下さい。
オンラインビジネスは基本的に低リスクで始められますが、不用品販売で集めた資金を元手にネット副業を始めることで更に金銭面のリスクを回避できるのです。