ネットビジネスに興味を持ったは良いものの、いざ情報収集しているとネットビジネスの種類が多すぎて、何をすれば良いのか分からなくて困るもの。
そこで今回はネットビジネスの種類を一挙に解説すると同時に、あなたが実践するべきたった2つのSTEPについて解説していきます。
この記事をじっくり読むことで、ネットビジネスの全体像を把握して、これからあなたが何をすれば良いのかを理解することができます。
3つに分類されるネットビジネスの種類
ネットビジネスは一見すると多種多様で全体像が見えづらいものですが、実はネットビジネスを分類すると3つの種類しかないことが分かります。
ネットビジネスの種類は以下の3つ。
1.物販
2.アフィリエイト
3.コンテンツ販売
まずはこの3種類をネットビジネスの全体像として把握した上で、これら3種類の中にどのようなビジネス手法があるのかを見ていくと、比較的スムーズにネットビジネスを理解することができます。
それでは次から具体的なネットビジネスの種類について見ていきましょう。
物販
物販はその名前の通り、インターネットを活用して形のある商品を販売することですね。
商品をどこで仕入れるか、どこで販売するかなどの要素によってネットビジネスの種類が細分化されていきます。
基本的にどの手法も、商品を安く仕入れて、高く販売することで、価格差を利用して収益を挙げる仕組み(アービトラージ)です。
僕自身はこの物販ビジネスをあまりお勧めしていないのですが、便宜上、代表的な種類について解説していきます。
物販をあまりお勧めしていない理由は、ネットビジネス参入者の増加や副業ブームによって、初心者が手軽に稼げる市場では無くなってきていることと、ビジネスを通して身に付くスキルが他のネットビジネスと比べて少ないからです。
一方で、家にある不要品を販売してお金を稼ぐ体験をするには丁度良いので、ビジネスの資金作りとしてやってみるならお勧めです。
せどり
店舗から安く仕入れられる商品を見つけて、ヤフオク!やAmazonなどの販売プラットフォームで販売する方法です。
ブックオフから商品を仕入れて、インターネット上で販売するネットビジネスを指すことが多いですが、ブックオフせどりに限らず、TSUTAYAせどりでも新宿サカゼンせどりでもなんでもあり。
これは他のネットビジネスの種類でも言えることですが、誰かが言い出した時点で「それはソレ」ということになります。
ヤフオク転売
仕入れた商品をヤフオクで販売するネットビジネス。販売から入金されるまでの期間が極めて短い為、キャッシュフローが優れたビジネス手法の一つ。
1円出品を行うことで、ほぼ確実に短期間で販売できることもあって、初心者向けビジネスと言われています。
しかし資本力のあるプレイヤーが大量購入や独自の仕入れルートから安く仕入れて稼いでいる一方で、初心者の方が安く仕入れて利益を上げるハードルは高くなっていることも事実。
Amazon輸入
海外から商品を輸入して、国内のAmazonで販売するネットビジネス。
Amazonの物流代行サービスを利用することで、在庫管理や発送業務などの物流工程をアウトソースできるFBAの仕組みも大きな特徴です。
こちらもヤフオク転売と同様に、いかに安く商品を仕入れるかがポイントの一つです。
Amazon輸出
こちらは海外のAmazonで商品を販売する方法です。
ネットビジネスの種類としては輸出先の国別に「アメリカAmazon輸出」「カナダAmazon輸出」など、Amazonが展開している国の数だけ、言い出したらいくらでも増殖していきます。
BUYMA転売
無在庫転売プラットフォームの元祖。
商品が売れた後に商品を仕入れて、期日までに購入者へ届ける無在庫転売の手法もまた、場所を変えながら続いていくことになります。
海外在住で、ネットで仕入れることが出来ない現地価格で商品を確保出来る方はやってみるのも良いでしょう。
メルカリ転売
フリマアプリとして多くのユーザーを獲得したメルカリを使って商品を販売する手法。
アプリを使って転売するネットビジネスの種類は今後も増えていくでしょう。こちらも無在庫転売手法が行われています。
ここまでは、商品を仕入れたり販売する場所にフォーカスした物販の種類を挙げてみました。他にも中国輸出入などのように、仕入れや販売の場所が変わる度に新しい名称が登場するでしょうね。
カメラ転売
高価格帯の商品が多く、いわゆるマニアが多く存在する市場の為、安く仕入れられるルートを確保したり、商品知識が豊富な方がカメラに特化した転売を行う、商品に特化した種類のネットビジネス。
もちろん、カメラに限らず、レコードや骨董品、家電にフィギュア・・・他にも様々な商品特化型転売モデルが存在します。
物販に関してはこのあたりで十分かと思います。ちなみに、物販系の情報発信者は得てして「月商◯◯万円達成!」と、売上金額を主張する傾向にありますが、あくまでも売上であって利益では無い点を見落として勘違いされないようにご注意下さい。
月商100万円でも、利益は5万円しか無い・・・なんてこともよくある話です。
参考:転売ビジネス編(オークション/せどり他)~稼げる在宅ネット副業完全解説シリーズVol.1~
アフィリエイト
ネットビジネスの代表格(?)とも言えるアフィリエイト。
広義の意味としては広告代理業であり、字面の通り、商品やサービスを宣伝したい方の代わりに広告宣伝するネットビジネスの種類です。
しかし、世の中の広告代理店が広告を仲介するだけでマージンを抜き取っているのとは違い、アフィリエイトは成果報酬型、つまり他社商品をあなたが代わりに成約させて始めて報酬が発生するビジネスです(成果=商品の成約ではないモデルもあります)。
Google AdSense
アフィリエイトの中でも比較的簡単に成果が発生するネットビジネスの種類としても定番のクリック課金型広告。
ブログやWEBサイトに掲載したGoogleの広告(=AdSense広告)が訪問者にクリックされた時点で成果が発生します。
クリック課金型広告の中では広告単価が最も高い反面、アカウント凍結で収入がゼロになるリスクもあるので、リスクヘッジに関しては考慮が必要。
トレンドアフィリエイト
最新のニュースや芸能ゴシップ記事などをブログに投稿してアクセスを伸ばし、前述したGoogleAdSense広告のようなクリック課金型広告で稼ぐ種類のネットビジネス。
初心者でも短期間で成果を上げやすい為、初心者向きと言われています。
大半のトレンドアフィリエイト実践者がニュースや芸能ゴシップをコピペやリライトしただけのゴミ記事を量産するので、個人的にはとても嫌いなネットビジネスの種類です。
楽天アフィリエイト(クッキーアフィリエイト)
楽天市場の商品をアフィリエイトするネットビジネスの種類。
楽天アフィリエイトは広告をクリックした訪問者が、30日以内に楽天市場内で他の商品を購入しても成果になることから初心者でも成果を上げやすいビジネスモデルです。
基本的な報酬率が1%しか無い為、大きな金額を稼ぐには、報酬単価の高い商品や報酬率の高い商品を狙って成約させる必要があります。
Amazonアフィリエイト
Amazonの商品をアフィリエイトするネットビジネスの種類。
楽天アフィリエイトと近い位置付けですが、楽天より短い24時間以内に商品が購入された時点で成果が発生する手法です。
但し報酬率やプラットフォームの集客力はAmazonの方が優れています。
アプリアフィリエイト
スマホの普及とSNSの成長によって市場が拡大したネットビジネスの種類です。
スマホ向けアプリを紹介し、アプリがダウンロードされると報酬が発生します(厳密にはダウンロード後にアプリを起動した時点、課金した時点など、アプリによって条件有り)。
Twitterでアプリを紹介しているBOTは全てアプリアフィリエイトを行っています。
無料オファーアフィリエイト
無料プレゼントを配布して集客し、その後に有料商品を売りたい販売者の為に、見込み客を無料登録(メールアドレス登録)させることで報酬が発生するネットビジネスの種類。
近年は報酬単価が高騰していて、無料登録だけで1件1000円を超えるケースもあるのである意味美味しい手法ですが、紹介したくなるような優良案件が滅多に見つからないので僕は基本的に取り組みません。
情報商材アフィリエイト
インフォトップやインフォカートなどの情報商材ASPが扱う商品をアフィリエイトするネットビジネス手法。
1件あたりの報酬単価が高い傾向がある一方で、商品の良し悪しが分かれる市場なので、アフィリエイトを行う上でモラルが問われる一面も。
ただ、人生を大きく変えるだけのインパクトがある商品があることも事実。
ここまで見てきたネットビジネスの種類は、主に取り扱う商品(又は販売プラットフォーム)によって分類されたものだと言えますね。
アフィリエイトの種類はまだまだ続きます。
サイト(ブログ)アフィリエイト
WEBサイト運営によってアフィリエイトを行うネットビジネスの種類。
WEBサイトの中でもブログを運営する場合はブログアフィリエイトとも呼ばれます。
Google AdSenseのようなクリック課金型広告であっても、成果報酬型広告であっても、ブログ上で行うアフィリエイトは全てこれに該当します。
Twitter/Facebook/LINE/YouTubeアフィリエイト
利用する各プラットフォームの名前がそのままネットビジネスの種類となっているパターンです。
多くの人が集まるプラットフォームで集客出来るので、それだけ多くの人にアフィリエイト広告をリーチさせることが出来るということになりますが、プラットフォームに依存したビジネスモデルである点には注意が必要です。
プラットフォーム自体が廃れたり(Mixiの事例)、プラットフォームの運営会社がアフィリエイトを禁止(Twitterの事例)したり、ビジネス展開の土台をプラットフォーム側に握られているということです。
これらはユーザーが集まるプラットフォームが登場する度に新しいアフィリエイトの名称が生まれることでしょう。
PPCアフィリエイト
クリック課金型の有料広告を出稿して集客し、アフィリエイト商品を成約させるネットビジネスの種類。
理論上は広告費より多くの利益を挙げられたら、利益を広告費へ再投資することで、後は雪だるま式に利益を拡大することが出来るビジネスモデル。
但し、Yahoo!リスティングのYDNやSS、GoogleAdWordsのGDNや検索ネットワーク等、幅広い広告の種類がある中で、広告に関する専門的な知識や変化に対応し続けるスキルが必要です。
また、かつて報酬単価が高い情報商材をPPCで販売していたPPC専門アフィリエイターが、情報商材への広告出稿を禁止されて業界から消えていった事件はあまりにも有名です。
メルマガアフィリエイト
メルマガ読者を集めて、メルマガ内でアフィリエイトを行うビジネスモデルです。
広告業界では古くからダイレクトマーケティングと呼ばれ、今は一般的にDRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)と呼ばれている手法が特に効果的で、顧客にとっても価値を提供出来るのでオススメです。
これらのアフィリエイトは、活用するメディアによって分類されたものになります。
ご覧いただいたように、アフィリエイトの種類は切り口によって名前がコロコロと変化します。
例えばメルマガで情報商材をアフィリエイトするビジネスモデルであれば、メルマガアフィリエイトであり、同時に情報商材アフィリエイトでもあるということになります。
では、YouTubeで集客してメルマガ読者を集めて無料オファーをアフィリエイトした場合は・・・?ややこしいですね。もうなんでも良いんじゃないかと思えてきます。
参考:アフィリエイト編(ブログ/メルマガ/PPC他)~稼げる在宅ネット副業完全解説シリーズVol.2~
コンテンツ販売
アフィリエイトが他社商品を販売するネットビジネスに対して、コンテンツ販売は自社商品を販売するネットビジネスの種類と言えます。
ネットビジネスの特性上、販売する商品はデジタルコンテンツが中心になるので、利益率が異常に高くなる点もこのビジネスモデルの特徴です。
教材販売
PDF・音声・動画などの教材を販売するネットビジネスです。
ビジネス系の教材だけでなく、恋愛系や趣味など、幅広いジャンルで教材が販売されています。
電子書籍販売
AmazonのKindle市場を始めとする電子書籍の販売もコンテンツ販売ですね。
(参考:アフィリエイト以外で稼げるネットビジネスの一つ、Kindle電子書籍出版)
アプリ販売(開発)
スマホ用アプリを販売する方法です。
コンサルティング
コンサルティングという無形サービスを販売するという点で、広義の意味ではコンテンツ販売と言えますね。
会員制ビジネス
月額課金型商品などの会員制ビジネスも、ネットビジネスにおいて提供するサービスはデジタルコンテンツが中心になりますので、コンテンツ販売の一種です。
あなたが実践するべき2STEPとは?
ネットビジネスの種類は多数ありますが、物販・アフィリエイト・コンテンツ販売の3種類に集約されることをお伝えしてきました。
ネットビジネスの種類を一つ一つ見ていくと複雑に見えても、実際にはノウハウを販売したい方によって新しい手法のように見せているだけだったりするので、あまり複雑に考える必要はありません。
どうやって集客し、どうやって何を販売するのかによって様々な名前がつけられているだけなのです。
そんな数あるネットビジネスの種類の中でも、あなたが実践するべきことはシンプルです。
最初に興味を持った手法1つを選んで実践して下さい。
そして学んだことを情報発信しながら集客し、メルマガを取り入れるという2STEPです。これが王道。
SNSのような流行り廃りの激しいものや、アカウント削除リスクがあるGoogleAdSense、規約に振り回されるPPCなどを除いていくと、やはりオススメなのはブログを書くことですね。
そして次のSTEPとしてメルマガを取り入れる形が王道中の王道です。
迷って行動できなくなるぐらいなら、王道のブログから始めてみましょう。