仕事を辞めるには意外とパワーが必要です。
特に仕事を辞める理由の説明一つで、退職までの期間や退職後の付き合いに大きく影響しますので、仕事を辞める理由の伝え方や内容には気をつけたいところです。
とは言え、仕事を辞める理由をどのように伝えるのかは悩ましいもの。
そこで今回は、仕事を辞める際の2種類の理由とあなたが今の仕事を辞める際に気をつけるべきポイントをお伝えします。
仕事を辞める”表向きの”理由
あなたが仕事を辞めた後のことまで考えると、会社に伝えるべき仕事を辞める理由は「前向きな理由で辞める」か「やむを得ない理由で辞める」ではないでしょうか。
自己実現の為に前向きな理由で今の仕事を辞める
「今の会社の仕事も好きだけど、ココでは出来ないやりたい事が見つかったから仕事を辞める」
「慣れた今の仕事環境に甘えず、新しい環境へ挑戦したいから仕事を辞める」
このように、自己実現の為に、前向きな理由で仕事を辞めるのが最もスムーズです。
これは仕事を辞める本人にとっても良い理由であり、且つ会社側にとっても仕事を辞める本人を責める要素が無いからです。
会社員時代の僕も、(本音は別として)このような理由でスムーズに会社を辞めていった人をたくさん見ましたし、これは正解だと思います。
自分の意志とは別の理由で仕事を辞める
仕事を辞める理由を外部に持たせるのも一つの方法です。
「体調不良が続いて療養しなければいけない」
「今の仕事で得られる給料ではどうしても生活が厳しい」
「親の面倒を見る為に実家へ帰らなければいけない」
これらの理由で仕事を辞めること自体はおかしなことではなく、会社側がこれらの判断を否定することはできませんね。
仕事を辞める本人を説得する要素が少ないので、無理に引き止められる可能性も低いでしょう。
もしあなたが「親の介護の為に仕事を辞める」と伝えたとして、そこに会社側が口を挟んでくるとしたら。
どちらにしてもそんな会社で働くべきではありません。
仕事を辞める”本当の”理由
前述した理由の中にあった、自己実現の為に前向きな理由で今の仕事を辞めるのであれば、それは十分立派な理由です。
そのような場合は素直にそのままの気持ちを会社へ伝えましょう。
あなたが仕事を辞めることを、最終的には止められないはずです。
しかし、現実には今の仕事が辛い、もう耐えられないという方も少なくありません。
やりたい事は分からないけど、今の仕事は辞めたい
本当は他にやりたい事があるわけでもないけど、今のまま仕事を続けるのは耐えられない!とお悩みの方は決して珍しくありません。
だから、もしあなたがそのような状況であっても、あまり深刻に悩まないで下さい。
世の中の多くの方が同じような気持ちを抱えていますから。
とは言え、今の仕事を辞める理由として、このような後ろ向きな理由や批判を、会社に対して行うことはおすすめしません。
なぜなら、会社からの印象を悪くすることで、スムーズに仕事を辞める妨げになることはあっても、プラスに作用することは無いからです。
会社よりもあなたの事を優先して考える
もしあなたが仕事を辞めることを決断したなら、もはや今の会社のことはどうでも良いので、スパッと割り切りましょう。
もの凄くドライに感じられるかもしれませんが、それは会社も同じです。
仕事を辞めた後のあなたを心配するよりも、あなたの代わりになる”駒”探しを考えるものです。
だからこそ、仕事を辞める理由を会社に伝える際にも、あなたがスムーズに次のステップへ進めるかどうかを優先しましょう。
もしかしたら会社や職場の同僚に恨みがあるかもしれません。
でも、彼らを攻撃して辞めたところであなたには何のメリットも無いのです。
仕事を辞めると食べていけないなんて嘘
僕はかつて、何のアテも無く会社を辞めました。
漠然と「一人で稼いで生きていく」とだけ決めて、そのまま仕事を辞める理由として会社へ伝えたのです。
その結果、「仕事を辞める”表向きの”理由」を用意しなかったことで、いろいろと面倒なことがありました。
上司から言われるわけですよ。
「ビジネスはそんなに甘くないぞ」と。
ビジネス経験の無い上司から言われるのです。
実際には、どれだけ貧困状態になったとしても生活保護で生きていけますし、再就職だって可能です。
独立起業するなら、スキルも経験もゼロの状態から、短期間で独立できるネットビジネスだってありますからね。
考え方や生き方が古い人ほど、世の中は甘くないとか、仕事を辞めると生活できなくなるなんて言いますが、全て妄想です。
仕事を辞める最高の理由=ビジネスが軌道に乗って起業する
もしあなたが今、仕事を辞める理由をお探しであれば。
既に次の転職先や進む道を確保されているのでしたら、是非先に挙げたような「仕事を辞める”表向きの”理由」を用意して下さい。
いかに会社との摩擦を抑えてスッと仕事を辞めるかが、目先の優先課題です。
一方で、今の仕事を辞めたけど、次に進む道は見つかっていない場合は、王道ではありますが副業をおすすめします。
仕事を続けて生活費を確保しながら、仕事を辞めても生活に困らない程度の収入を副業で先に確保しましょう。
ダブルワークで複数の勤務先で給料を貰うのは大変ですが、今の仕事とネットビジネスであれば両立できるはずです。
仕事の前か後に数時間、又は仕事が休みの日にまとまった時間を確保して、収入源を増やしましょう。
そして副業の収入が会社の給料を安定的に超えた時、堂々と仕事を辞めれば良いじゃないですか。
「ビジネスが軌道に乗ったので、起業する為に仕事を辞めます」
はい、もう誰もあなたを止める権利はありませんね。