脱サラして独立を目指す方が少しずつ増えています。
昔のように大きな事業プランをひっさげて株式市場への上場を目指す壮大な独立起業ではなく、個人で成り立つ規模のビジネスを立ち上げて自分自身がその名の通り独立を果たすだけであれば、そのハードルは年々低くなっているように感じます。
とくにネットビジネスであれば成功率もグッと高まるでしょう。
そんな時代背景もあって、脱サラして独立したいと考える方は珍しくなく、会社の同僚が将来は独立したいと言っているなんて方も多いのではないでしょうか?
脱サラして独立するハードルが低くなっているとはいえ、いざ動き始めるにはそれなりにパワーがいるもの。
だからいつかは独立したいと思っていてもなかなか行動に移せない方も多いようです。
そんな方に限って、口にしている言葉が、
「この会社は忙しいのに給料が低くて割に合わない。」
といった言葉です。
そしてこの言葉には、
・会社が悪い
・会社が変わるべき
・従業員の苦労は報われるべき
といった思考が潜んでいます。
よく考えて欲しいのですが、そこで働きたいと考え、就職したのは自分自身です。
もしそこで働くことが本当に嫌なら辞めれば良いだけなのに、辞めるという決断もせずにただひたすら他人(=会社)が変わってくれることを望んでいるわけですね。
なんだかんだで会社を辞めないのはそこにメリットを感じているからにほかなりません。
毎月もらえる給料を失うのが嫌、正社員の立場を守りたい、慣れた仕事で楽にこなせる・・・といった、現状維持を望む気持ちを持っているもの。
本来自由に選択できる仕事や会社。
これを現在の会社以外選択肢が無いというのはまず考えにくいので、多くの方が脱サラしたい、独立したいと言いながらも、本心では現状維持を願っているのでしょう。
ネットビジネスで独立するのはそれ程難しいことではないので、もし脱サラして独立したいのに出来ないとしたら、それを妨げているのは自分自身の現状維持を望む心なのかもしれませんね。