Gmailは一つのアカウントでメールアドレスを量産することができます。(「Gmailのアドレスを複数に増やして活用する小技【知らないと損】」参照)
使い方によってはとても便利な方法なのですが、同時にリスクがあることも理解しておきましょう。
Gmailのアドレス量産はシステムを欺く方法である
前述のエントリーで紹介しているGmailのアドレス量産法は、「sample@gmail.com」と「sample+01@gmail.com」、「s.ample@gmail.com」などが全て「sample@gmail.com」でメール受信できる仕組みを利用したものです。
様々なWEBサービスの登録時には「sample+01@gmail.com」や「s.ample@gmail.com」で登録し、折り返し届くメールを「sample@gmail.com」で受信するのです。
つまり、WEBサービスの登録受付・仮登録・認証までを複数のGmailアドレスとして認識させるように欺くということになります。
システム管理者にはバレバレ
登録受付・仮登録・認証までの工程は基本的にシステム化されている為、特に問題なく複数のGmailを量産してアカウント作成まで完了させることが出来ます。しかし、WEBサービスのデータベース上でユーザー情報一覧を確認すれば、この方法で同一人物が複数登録していることは簡単に分かります。
・sample@gmail.com
・sample+01@gmail.com
・sample+02@gmail.com
・s.ample@gmail.com
もしデータベース上に上記のような登録情報が並んでいたらバレバレですよね。複数登録者の情報を削除しようと思えば、システム管理者にとっては簡単なことなのです。
リスクが顕在化した実際の体験
僕がGmail量産法を使ってTwitterアカウントを大量に保有していたところ、ある日突然、Gmail量産法によって作成した全てのアカウントが一斉に凍結されたことがあります。
Gmailの量産によって効率的に様々なアカウントを作成できる反面、サービス提供者がやろうと思えば一斉にアカウントを削除することもできてしまうというリスクを踏まえて、上手く使い分ける必要がありますね。