ネットビジネスで稼ぐために最初に行うことの一つが情報収集。
これだけ手軽に膨大な情報へアクセスが出来る環境があるので、ネットビジネスに限らず初期段階での情報収集はとても大事なプロセスです。
一方で、ビジネスで成果を上げることを考えた際に「情報には常にアンテナを張っておくべき」という考え方もあれば、「情報収集ばかりしているよりも実践することが大事」という考え方もありますね。
ではこの情報に対して、どのような向き合い方をするとビジネスで成果を上げられるようになるのでしょうか。
情報収集フィルターを創る
ネットビジネスの世界に初めて足を踏み入れた時は触れる情報の一つ一つが全て未知のモノ。
とても難しく感じてしまう人もいれば、新しいコトに触れてワクワクする人もいるでしょう。
初めの内は全てが新しい情報なので、情報に対して質が高いか低いか、正しいか間違っているか、重要かそうでないかといった判断を自分で行うことが出来ません。
これらは多くの情報をインプットしていく内に判断材料が増えて分かってくるようになるわけです。
この「判断力」が身に付くことは、言い換えると情報収集フィルターを構築していると言えます。
ベースとなる情報を持っているから、新しい情報に対して様々な角度から判断することが出来るのです。
この情報収集フィルターを構築して、強化していくことで効率的なインプットが出来るようになりますね。
目の前にある情報は質が高いのか低いのか、有用性があるのかないのか、自分がビジネスで成果を上げる為に必要なのかどうかを見極められるようになることでインプットが効率化されていきます。
情報収集は大切だ、より多くの情報に触れるべき、といった意見はこのようなインプットの重要性からくる考え方なのでしょう。
ジャンクインフォメーションに要注意
より多くの情報に触れることでインプットの効率を高めることは良いことなのですが、もし多くの情報に対して思考停止状態でただただ情報を浴びている場合は注意が必要です。
一般的に当てはまりやすいケースとしてはボーっとしてテレビを観る人が身近な例かもしれません。特に何かを考えているわけでもなく、ただなんとなくテレビを観ることが習慣化されていると、そこにはマスコミや後ろにいる政府の思い通りに考え方を擦り込まれているのかもしれません。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、これは一種の洗脳を受けている状態とも言えます。
日本で国内のマスメディア情報だけに触れている人と海外に住んで海外メディアの情報に触れている人の、日本に対する印象や考え方に大差ないかと言うと、両者では全く異なる日本が見えているハズです。
ネットビジネスの情報に話を戻すと、分かりやすいケースとしては無料オファーの情報ばかりを収集している人は要注意でしょう。
そもそも無料情報に拘っていること自体がナンセンスですが、それは一旦置くとして、無料オファーで得られる情報は販売者の強烈なバイアスがかかった情報ばかりなわけです。
「初心者はトレンドアフィリエイトで最短で稼ぐべき。」
「アフィリエイトは難しいから初心者は転売がオススメです!」
こういった主張は販売者が自社商品をセールスするためのポジショントークですから、一理あっても真ではないし、人によって主張が違っていて当然なので、これらの情報収集ばかりしていると結果的に得られるのは正しい情報ではなく“迷い”です。
選択肢が増えることで迷いが生じて行動が出来なくなってしまうのです。
トレンドアフィリエイトはもちろん稼げるし、転売だって稼げます。
これらが一番オススメなのかどうかは別として、ひとつの稼ぎ方としては確かに存在しているので、迷わず行動すれば稼げるわけですよね。
でも無料オファーから得られる情報は薄い情報ばかりですし(重要な部分は商品本編で!)、中途半端に選択肢だけが増えて迷ってしまうので実践フェーズに移ることもなく当然のように稼げなくなってしまいます。
このような不要な情報のことをジャンクインフォメーションと呼ぶかどうかはさておき、情報収集の対象がジャンクインフォメーションばかりであればこれは今すぐ止めるべきです。
「情報収集よりも実践することが大事だ」という主張にはこのような背景があるんですね。
“稼げる情報”を探そうとしない
多くの方が、自分が稼げない原因は情報が少ないからだと誤解しています。
知識ゼロならまだしも、まともな教材を一つでも買ったことがあるなら稼ぐために必要な情報は足りているハズ。
本当は実践不足で結果が出ていなかったり、情報を正しく理解していなかったりするのに、情報不足と誤解して”稼げる情報”を他に求め出したら、その旅はとても長い旅になる可能性が高いでしょう。
“稼げる情報”を探してしまうぐらいなら、一旦情報をシャットアウトしても良いと思います。
ただ僕個人の考え方としては、幅広い情報にアンテナを張っておくことに対して賛成で、今のビジネスに応用できるヒントを見つけたり、業界トレンドを俯瞰する、引き出しを増やすなどの目的であればより多くの情報に触れた方が良いでしょう。
それにどっちが正しいか以前に、好きなことをビジネスにしているならより多くのことに興味を持つのが自然ですし、自然に良質な情報を収集できるようになるものだと思います。
そういう意味ではまず根本的な事として、好きなことをビジネスにするだけで解決するのかもしれませんね。