脱サラして独立を目指す方が少しずつ増えてきていて、今後もこの傾向は間違いなく加速するでしょう。
そんな脱サラを検討している方にとって不安に感じることと言えば、
「脱サラに失敗したらどうしよう・・・。」
という心配。
そこで今回は僕の実体験に基づく脱サラ時の失敗談や学んだことをシェアすることで、あなたが脱サラする際に失敗しないように活用していただけると幸いです。
僕が脱サラした時の失敗談
脱サラする場合にリスクとどう向き合うかということはとても重要な問題です。
でも仕事に忙殺されがちなサラリーマン生活ではつい視野が狭くなってしまったり、時間的制約もあって、冷静に脱サラへ向けた情報収集が不十分になってしまう方も多いのではないでしょうか。
僕が脱サラした時は特にひどくて何の事前準備もなく脱サラして痛い目に遭いました(笑)
・今のサラリーマン生活は自分が求めるライフスタイルじゃない。。。
→ 他の生き方を模索しよう
→ ネットビジネスというものがあるらしい
→ とりあえず脱サラして挑戦してみよう
⇒ はい、今月末で脱サラ決定!
・・・といった具合で無計画に脱サラしたために、当然後から失敗に気付くわけです。
そこで今回は僕が脱サラ体験を通して感じた失敗を事例としてお伝えしたいと思います。
脱サラ失敗を防ぐポイント1 クレジットカードの確保
Amazonや楽天などのネットショップ利用が一般的になっている今ではクレジットカードを1枚も持っていない方は少ないかもしれませんが、未所持の方は最低1枚、すでに持っている方も必ず見なおしておくべきポイントです。
脱サラして何かビジネスに取り組む際に痛感する事の1つに「キャッシュフローの重要性」があり、これを簡単に改善させる手段としてクレジットカードの利用が挙げられます。
例えば月末締めで翌月末払いのクレジットカードであれば、当月1日に利用した分の支払いが翌月末となるため、最大で約60日後の支払いで済みますよね。
現金支払いと比べると圧倒的に有利にビジネスを展開することができます。
キャッシュフローの改善とはシンプルに考えると以下の2点に集約されます。
- いかに遅く現金を支払うか
- いかに早く資金を回収するか
クレジットカードを選ぶ際のチェックポイント
クレジットカードは種類が多く、いざ発行しようと思ってもどれが良いか選びにくいかと思います。そこでこれから脱サラを検討している方が失敗しないためのチェックポイントを挙げておきたいと思います。
- カードの締め日と支払日のサイクル
- ポイント還元率とポイント利用方法
- 年会費の有無
カードの締め日と支払日のサイクルは前述の通りキャッシュフローに直結しますので、締め日と支払日のサイクルがなるべく長いカードを選びましょう。
また既に手元にカードがある場合は締め日が異なるカード(例えば15日締めと末締めのカードなど)を複数利用することで、いつカード利用しても支払日まで十分な期間を設けることができます。
ビジネスでカード利用する場合はポイント還元率が少し違うだけで長期的には大きく差が開くため、0.3%や0.5%などの低い還元率設定されたカードは避けたいところ。
また還元率が良くても限られた商品との交換しかできないカードも避けておきましょう。
年会費は一概に無料が良いとも言えないところですが、脱サラ前にカードを確保しておくという目的からは無料のものがベターですね。
ぶっちゃけ、どのカードがおすすめなの?
クレジットカードはどのお店で良く利用するか、利用額はどれぐらいか、還元ポイントを何に変えたいかなど、個々の条件で大きく変わるのでどのカードが良いかは一概に言えないところですが、これまでに挙げたポイントを全て満たしているカードでとりあえず持っておいて損はないカードとしては楽天カードをオススメしておきます。
入会時にもらえるポイントを使って楽天で買い物ができたり、審査が甘いことでも有名なカードですが脱サラ後にはサクっと審査落ちしますのでご注意ください。
カードを持っているだけでは不十分
もし今既にカードをお持ちの場合は利用可能枠もチェックしておきましょう。
もし脱サラ後にせどりや輸出入転売に取り組む方は特に気を付けておきたいポイントです。
転売ビジネスはいかに短期間で多く仕入れて販売するかが大事になってくるため、カード利用額の上限が高いほど有利に取り組むことができます。
僕の場合、幸いにもサラリーマン時代から前述の楽天カードをたまたま持っていたのですが、それでももっと利用枠を拡大できていたところをみすみす逃してしまいました。
また脱サラ後に発行したいカードを見つけてもなかなか審査に通らなかったりして少し不便な思いをしていますので、この記事をご覧のあなたには是非脱サラ前にクレジットカードの確保をおすすめしておきます。
脱サラ失敗を防ぐポイント2 脱サラ後の出費試算
僕の場合は会社からの給料以外の収入を一切確保せずに脱サラして(もうアホかと・・・笑)ネットビジネスに取り組んだ訳ですが、脱サラ後の出費試算が甘かったことで想定以上に早く貯金が減ってしまいました。
収入を確保する前に貯金が無くなってしまうと精神的にもかなり堪えるのでここはしっかりと試算しておきたいところです。
例えば税金関連。サラリーマンは税金関連の手続きをほぼ会社が勝手に済ませてくれるためあまり意識しない方が多いのですが、当然ながら税金は前年所得に応じて後から請求されるので、これを想定しておかないと大変なことになってしまいます。
僕は大変なことになりました(汗)
他にも通勤を考慮して都心に住んでいたけど家賃を抑えるために地方に引っ越しする場合は一時的に引っ越し費用がかかりますし、ビジネスに必要なものを揃える費用も必要になります。
特にビジネスで成功する為に知識への投資は避けられないところですからこれは必ず確保しておきましょう。
失敗しない理想的な流れは、副業で収入を確保してから脱サラすることです。
またここでの主旨から少し逸れますが、諸事情によって失業してしまった方は転職も視野に入れているのであれば失業保険などの公的な制度はしっかり調べておくことをオススメします。
基本的にこのような制度は知らないと損することが多く、自ら行動しないと本来なら得られるものを逃してしまうというケースが多々ありますので、失業給付、求職者支援制度、再就職手当・・・他にもいろいろあるので情報武装しておきましょう。
脱サラ失敗を防ぐポイント3 脱サラ前の現状把握
これは転職する場合にも当てはまります。
人はどうしても無い物ねだりになりがちな生き物ですから、今の状況に足りないものにフォーカスしがちです。
でも必ず良い所と悪い所があるわけで、理想のライフスタイルと比べて何が満たされていて、何が満たされていないのか?を明確にしておきましょう。
これは言い換えると、脱サラ後(又は転職後)にどうなっていれば成功したと言えるのか?ということを明確にすることです。
僕の場合は激務でプライベートな時間が確保できない点や健康面での問題があった一方で、新卒入社後数年で上場企業の平均年収を超えていましたし、会社の事業ポートフォリオのバランスやグループ企業全体の体力から考えてもこの時代にしては比較的長期安定に近い会社でしたし、福利厚生など待遇面も優れていました。
また世間的に名前が知られていることから得られる社会的信用は大きかったと思います。
その状況下で、良い点を失ってでも物理的、精神的自由を得られる道を選んだ訳です。
分かっているつもりでも脱サラ後に気付かされるサラリーマン時代の良い点は出てくるものですが、自分が脱サラによって得たいものと、代わりに失っても良いと思えるものを明確にしておくと後悔しないで済みますよ。
複業が当たり前になる時代は目の前に
脱サラ失敗を防ぐ対策はしっかりとやっておくとして、そもそも脱サラしたとしても安心出来るだけの収入を、会社勤めしている間に確保することも可能な時代です。
インターネットビジネスであれば、平日の夜や休日だけでも取り組めますし、会社の仕事と予定がバッティングすることもないので会社の仕事にも影響はありません。
そう考えると、脱サラに失敗しないように心配するぐらいなら、会社勤めしながら複業を行って、ビジネスである程度成功した状態から脱サラする流れが、失敗なく脱サラ出来る方法だと言えます。
インターネットビジネスに大きな資金は要りません。莫大な固定費もかかりません。
実業と違って、取り敢えずやってみて失敗したところでかすり傷にもならないのです。
僕も様々なインターネットビジネスに取り組んで、上手く行かなかったものもたくさんありますが、全ては失敗ではなく経験であって、インターネットビジネスで失敗することに対してこれといってマイナス要素はないと思っています。
そもそも失敗とは何か?
僕は脱サラしてゼロからネットビジネスに取り組んで後悔したことは一度もないのですが、周りからは「あの会社を捨てたのはもったいない」と言われることが多いです。特に年齢が上になればなる程この傾向は強いですね。
このような事を言う方にとって大企業は安定の象徴であり、起業はリスクでしかないからでしょう。
今の時代は給料以外に収入を得ることが出来ない事の方がリスクであり、起業に関しては膨大な初期投資など必要以上のリスクを避けた上で取り組めばリスクなんてほとんど有りません。
特にネットビジネスに関しては超ローリスク、ハイリターンのビジネスですから挑戦しない方がリスクと言っても良いでしょう。
僕からすると、今の働き方に不満を抱えながらも行動を起こさず、老人になるまでズルズル働いてしまう方がよっぽど失敗だと考えています。
たかがお金の為だけに人生を会社へ費やしてしまうのは、僕の価値観には合わないのです。
だからこそ独立して最初は苦労してでも、数年後には少ない労力で大きく稼ぐという道を選択したわけです。
最後に念のため書いておくと、僕は起業家が偉いとかサラリーマンがダメだとは思っていません。
でも自分で収入を得る力が無いのはこれからの時代を生きていく上でリスクでしかないと考えています。
あるオーストラリアの看護師の方は、多くの患者を看取ってきた中で人生の最後に患者が語った最も多い後悔が「もっと自分自身に忠実に生きれば良かった」という言葉だと語っています。
自分がやりたいことよりも周りから求められることに合わせてしまうのは会社の中でも有りがちですが、そんな”周り”が自分の人生に責任を持ってくれることはないのです。
だからもし脱サラ起業を迷っているなら副業から挑戦してみることをオススメします。
是非後悔しない道を選択してください。